共立女子大学インタビュー④

こんにちは!共立女子大学です! 

私たちは今、トビバコ2年間の活動をまとめた冊子を作成中です。 

それにあたり企画者の方々にインタビューをしています! 

今回は私たち共立メンバーの4人目、前の記事で紹介しました藤木さんと同じ役割を務めてくれている、思いやりと責任感がある目黒優梨子さんのインタビューです! 

担当は石田です。 

___まず初めに、建築学科に入った理由を教えてください。 

小さい頃から何かを組み立てる遊びが好きで、建物にも興味がありました。高校生の頃に建築士が主役のドラマを観て憧れを抱き、建築関係のお仕事をしたいと思い建築学科に入りました。 

___なんというドラマですか? 

パーフェクトワールドです。恋愛ドラマですが、障がいを抱えながらも建築士としての夢を追い続ける主人公の姿が魅力的で、困難な状況でも諦めない重要性を教えてくれます。 このドラマを観て、建築を通して誰もが住みやすい世の中にしたいと思うようになりました。 

___ありがとうございます。では次に私たちが所属する建築計画研究室に入った理由を教えてください。 

一番の理由としては、地域の人々と直接触れ合い関わる機会が多い点に惹かれたからです。 

建築を学んでいない人や、子どもたちとも関わることで、視野や考えを広げることができると感じています。実際にさまざまな世代の人と直接お話ができる機会がたくさんあり、刺激になっています。 

___トビバコもたくさんの人と関われる場ですよね。どんな想いでゼミの研究をしていますか。 

空き家問題などの建築においての社会的な問題はもちろん、WSなどを通して人々の声を実際に聞けるので、そこで発見する問題や課題に向き合うことや、新しい知識をたくさん吸収していきたいと思っています。 

___将来については何か考えていますか。 

明確にはまだ決まっていませんが、建築関係の仕事につきたいと考えています。誰かの役に立つ何かをつくりたいです。 

___トビバコで印象的なエピソードはありますか。 

共立が主催で行った紙すきワークショップの時に、子どもたちの無邪気な姿や一生懸命な姿に元気をもらえました。最初はおとなしいけど、時間が経つにつれてたくさん喋って楽しそうに参加してくれたので、たくさん考えて準備してきて良かったと感じました。 

___子どもたちの笑顔に癒されましたよね。トビバコは無料で利用できるのが特徴ですが、有料になったらどう思いますか。 

無料でできるからこそ今のトビバコがあると思います。企画者さんたちのお話を聞いて、より無料であることの重要性がわかりました。有料であると、参加者も企画者も緊張感のある場所になってしまうと思います。無料で気軽に、誰でも立ち寄れるからこそこの暖かいトビバコがあると思います。 

___無料で利用できる点はトビバコの醍醐味ですよね。トビバコをどのような場所だと思っていますか。 

みんなの実家のような場所になっていると思います。おばあちゃんの家のような感覚で来る子どもたちもいるし、育児で少し一息つけたり、同じ境遇の人とお話しできる場所にもなっていて。人を特定せず誰でも受け入れてくれる、誰かの居場所になっている、そんな場所だと思います。 

___トビバコは、空き家を改修して行なっているものですが、空き家利活用についてどう思っていますか。 

空き家問題についてはたくさん見てきましたが、実際に空き家を活用するのはこのトビバコが初めてで、こんな素敵な使い方ができるのだと知り、より興味が湧きました。誰も使わなくなった空き家を、誰かの居場所にできるこの利活用がもっと広まってほしいと思います。 

___今後どのような活動を考えていますか。 

子どもたちも親御さんも一緒に楽しめる、家ではできないような楽しい企画をしたいです。せっかく外に出てきてくださるので、思い出に残るようなものにできたらいいなと思います。 

___トビバコという場所が今後どのようになってほしいと考えますか。 

このまま誰かの居場所であり続けてほしいと思います。企画者側としても、他の企画者さんと交流することができる貴重な場所であって、良い経験がたくさんできる場所になっているように感じます。もっと多くの人に知ってもらいたいし、もっと多くの人の居場所になってほしいです。 

【編集後記】 

今回のインタビューでは、子どもたちや地域の人々と直接関わる経験を通じて視野や考えを広げながら建築を学びたいという言葉が印象的でした。実際に、ゼミの活動を通してさまざまな方と関わる機会が増え、良い刺激になっていると感じています。 

トビバコが、誰でも立ち寄れる「実家のような場所」として継続できるよう一緒に尽力していきたいと思います。