トビバコ企画者インタビューvol.5

こんにちは!共立女子大学です!

私たちは今、トビバコ2年間の活動をまとめた冊子を作成中です。

それにあたり企画者の方々にインタビューをしています!

今回は企画者であるもこもこにじくもの先崎さんにインタビューをさせていただきました。担当は目黒、藤木、石田です。

──はじめに、トビバコでの活動内容をお聞かせください。

子どもたち主体で、様々な遊びをしています。

──遊びは具体的にどのようなことをしているのですか。

特に何をするかは決めていなくて、子どもたちのやりたいことを通して成長につながること、それに伴い自己肯定感が上がることを目的に活動しています。去年の夏には、カードゲーム大会を開催しました。

──カードゲーム、面白そうですね。どのような内容のカードゲームをしているのですか。

調布にまつわることや、社会問題をテーマにしています。

──勉強にもなる内容ですね。

そうなんです。勉強になりますし、うまくいかないことがあってもそれを含めて成長につながります。遊びを通して、何か発見や気づきがあればいいなと思っています。

──活動を始めたきっかけはなんですか。

コロナ禍になって家庭内で過ごすことが増えたときに、子どもの承認欲求が満たされないと感じるようになりました。そこで、子どもと地域との繋がりを持つことで子どもたちの自己肯定感を上げられたらなと思い、活動を始めました。

──コロナ禍の生活がきっかけだったのですね。

子どもとしては一緒に遊んでいるだけかもしれないですけど、私としては普段見ない子どもの姿や、知らなかった子どもの姿を見ることができました。成長して親から離れて子供だけで遊ぶことが増えた年齢になってきたので、遊んでいる姿を通して成長を感じられる新たな発見がありました。

──子ども向けの企画ではありますが、親御さんも違った面で楽しめますね。なぜトビバコで活動しようと思ったのですか。

まず、トビバコの前身の富士見BASEで活動させていただいて、その後、場所を飛田給に移す流れでトビバコにも参加しました。無料でスペースを貸してくれるということで、始める時のハードルもあまりなく、まずはやってみようと決めて活動を始めました。

──やはり無料という点は重要ですよね。

有料になることで、運営側も利用者側もハードルが上がってしまうと思うので、無料なのはトビバコの強みだと思います。

──トビバコへどのような印象を持っていますか。

西村さんや太田さんを筆頭に皆さん面白い活動をしているのでとても刺激を受けています。企画者側としては他の企画者さんを応援することもできますし、子どもたちはおじいちゃん、おばあちゃんの家のような安心感があって、暖かい場所だと感じています。

──企画者の方もいろんな人がいて、いろんな使い方がされていて面白いですよね。

皆さんターゲット層もコンセプトも違うので刺激的です。うまくコラボしたらより面白くなると思います。

──違ったコンセプトの企画者さんのコラボ、すごくワクワクします。企画者の皆さんと交流できる場も欲しいですね。今後はどのような活動を考えていますか。

今後も、子どもたちがやってみたいことに挑戦していきたいです。

──今後の先崎さんの活動も楽しみです。

【編集後記】

先崎さんの活動を聞いて、子どもの好きなカードゲームを通して、自己肯定感を上げたり成長へと繋げるなど、無意識のうちにプラスなことが蓄えられることがとても魅力的だと思いました。また、トビバコは子どもの「やりたい」が叶えられる場所だと改めて感じました。「やりたい」の中には、子どもの成長があり、親御さんは発見がある。この循環がとても素敵で、無料でありハードルが高くないトビバコだからこそ生まれるものだと思います。この強みのあるトビバコがもっと広まって欲しいです。(目黒)

先崎さんのお話を聞いて、さまざまなカードゲームを用意することで子どもたちの興味・関心から学びに繋ぐことができ、子どもたちの視野が広がる場だと思いました。日頃から社会問題に興味を持ってもらうのは難しいですが、自然な流れで学ぶ機会を与えることができ場所を問わず活動できると思いました。一方でトビバコで行うことで、友達の友達などごく狭いコミュニティで成り立つため、友達との共通の話題が生まれ親近感が出ていると思いました。

(藤木)

先崎さんのインタビューを通じて、子どもたちが主体となり、自由に「遊び」を通じて成長していく場作りの大切さを改めて感じました。特に、カードゲームのような遊びの中にも、社会問題や地域とのつながりが含まれている点が印象的でした。また、トビバコという場所が、子どもたちだけでなく、企画者や親御さんにとっても温かく安心できるコミュニティの役割を果たしていると改めて感じました。今後も、より多くの人々にとって「居場所」となることを願っています。(石田)