共立女子大学インタビュー②
こんにちは!共立女子大学です!
私たちは今、トビバコ2年間の活動をまとめた冊子を作成中です。
それにあたり企画者の方々にインタビューをしています!
今回は共立女子大学のメンバーの武田彩希さんにインタビューしました。
担当は藤木です。
武田さんは明るくとても面白い人ですが真面目な一面もあります。課題に対しては真剣であり、武田さんの作品からは建築好きなのが伝わってきます。そんな武田さんについて聞いてきました!
──初めに建築学科に入った理由を教えてください。
小さい頃から散歩するたびに住宅が少しずつ完成していく過程を見るのが好きで、住宅に興味を持ち、小学生の時から将来の夢は建築士でした。自分が住む家に対してなんとなく思った「自分だったらこうするのに」や「もっと人々が住みやすい住宅を自分も設計してみたい!」という思いから建築士を目指したことがきっかけです。
──小さい頃から建築に興味があったということですが建築を見に行ったりはしますか?
あまり見には行かないですね、、、犬の散歩中に人の家を見るのが好きです。奇抜な形の住宅とかをよく観察してこれは住みにくそうだなーとか考えています(笑)。
──私も歩いていると気づいたら建築を見てしまいます。私たちが所属する建築計画研究室に入った理由を教えてください。
研究室の紹介文であった「空き家の利活用」というのに一番関心を覚えました。空き家の改修とかを自分でやってみたいと思いました。また実際に何かの事業に参加してみたいと思い、いろいろな経験ができる研究室に入りました。
──空き家の改修は以前から興味があったのですか?
「空き家」という視点では見ていなかったですが、リノベーションには興味がありました。空き家というワードを聞いて、これから増え続けるであろう空き家をどうしていくのか単純に興味が湧きました。
──ではどんな想いでゼミの研究をしていますか
さまざまな経験から建築をいろんな角度から見ることができると思います。前期にキャンプ場のプロジェクトがあったじゃないですか。キャンプ場でのオブジェクトの提案からは単純な設計だけじゃなく、実際に使うことを考えた安全性、施工性、コストを考えました。
トビバコの空き家の利活用においては場所を作って終わりではなく、建物の“その後”を考えさせられます。もっと建築を知りたい、どんな建築がより長く人々の暮らしを豊かにするのかを、現実的に考えられるようになりたいという想いで研究しています。
──ゼミで着実に多くの経験を積むことができていますよね。建築士になりたいとおっしゃっていましたが、具体的にどんな建築士になりたいですか?
施主さんの生活スタイルや住む地域のことまで“暮らし”をどこまでも深く考えて設計がしたいです。
──建築士の姿が楽しみです。私たちで以前紙すきワークショップしましたよね。そのときのエピソードはありますか?
宣伝など集客が難しく、事前申し込みが2組しかなかったですよね。当日欠席の方もおり1組になってしまったことです。しかし、トビバコでワークショップの準備をしていたら通りがかった親子が3組ほど参加してくれました。親子がふらっと来て時間を潰せる場所の需要とか、親御さん同士が畳に座りながらお話ししている様子を見て、こんな場所が地域にあるべきだと感じました。
──私も子どもだけではなく親御さんの居場所になっていたのを覚えています。子どもたちの反応はどうでしたか?
想定していたよりも小さな子たちが来たので眠くなってしまったり、ちょっと飽きがきてるなと感じたり最後までうまくいくか心配でしたが、とても楽しそうにやってくれました。
──半年間トビバコに関わってきましたが、トビバコをどのような場所だと思いますか?
何かしたい人たち、企画者さんが挑戦するための一つのツールだと思います。
──企画者にとって大きな居場所ですよね。トビバコは無料で利用できるのが特徴だと思いますがどう思いますか?
トビバコが無料であることの意義は無料であるからこその気楽さではないでしょうか。無料だからこそ提供する側も使う側も気を張らなくて済む。気を遣わないでやりたことに挑戦できる環境がトビバコの良さだと、西村さんや他の企画者をインタビューする中でそう思いました。
──今後トビバコでどのような活動を考えていますか?
トビバコの2年間の活動をまとめる冊子作りでいそがしそうですよね、、、
でも、子どもと遊ぶワークショップやりたいです!
──トビバコという場所が今後どのようになってほしいですか?
トビバコを利用する人同士が関わり合って、そのつながりが地域にも広がっていけば地域の活性化にもつながり、より良いものが生まれるのではないでしょうか。
──まさにそうだと思います。トビバコのつながりは絶えることなく続いていってほしいです。
(編集後記)
武田さんは普段は真面目に意見を言ってくれないんです。だから個人的にとても貴重な話が聞けて嬉しいです。また同じ研究室の仲間として熱い想いを持って活動してくれていることを嬉しく思います。このインタビューだけでなくトビバコとつながりを持てたことに感謝し、武田さんと一緒にこのトビバコを盛り上げていきたいと思います。(藤木)